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ねむそうだ

まるでクリームソーダ

すみれの花の砂糖漬け

シロツメクサの花冠、ハンカチーフ、おもちゃのゆびわ、ルージュのリップ、フォーチュンクッキー、クリームソーダとその上に乗った小さなさくらんぼ、ピンクや水色のパステルカラー、四つ葉のクローバーの栞、みつあみ、「ハッピーアイスクリーム」‥‥etc


瓶詰めのジャムみたいに「かわいい」がぎゅっと詰め込まれた、そんな感じ。
最初いのおくんを認識しだしたときはそんな「かわいい」がぎっしりと詰まった人だと思っていた。


でもジャムの瓶は想像以上に色んな味が詰まっていた。
ぬるい空気を纏っているようで、ヒューと冷たい風を吹かしたり、可憐な少女のような仕草で笑ったかと思えば、凛々しい眉毛を前髪に忍ばせてまっすぐな瞳で誠実に受け答えしたり、こどもみたいに無邪気にはしゃいだりもする。
場面場面でころころと一人称と表情が変わるなんて頭がよくて器量のいい人なんだろうって驚かされたりするし、知れば知るほど魅力的で、見れば見るほど魅了されていく。

なのに本質的な部分はすこしだけしか教えてくれない。だからこそ余計にこころを掴まれる。
「秘密」と「不思議」、はっきりと目に見えることのない靄がかった不透明なカーテンは開かない。


例えるならすみれの花の砂糖漬け。
甘い砂糖でコーティングされたすみれの花は、見た目も愛らしくて食べていいのか躊躇してしまう。
ひとつ食べたらとても不思議な、夢の国のお菓子のような味。すみれ本来の味はわからないまま何度も手に取りたくなる魔法にかかる。


決してすべてを知りたいとかいう訳ではないけれども、すこしでも多く知りたいと思う。
これから更に活動の幅が広がるいのおくんをこうして同じ時間で見ることができる幸せを噛みしめつつ、わたしのパワーがある限り、応援し続けたいなと思うのです。